災害は突然やってきます。
地震や台風による停電、アウトドアでの電源確保…。
スマホやタブレット、ライトなど、身のまわりのデバイスに電力が必要な場面は意外と多いものです。
そんなとき、ソーラーモバイルバッテリーがあれば、太陽光という「無料の電源」を活用しつつ、非常時も安心して使える頼もしい備えになります。
この記事では、ソーラーモバイルバッテリーの仕組みや選び方、防災用途での実際の使い方を解説。そして信頼できるモデルもご紹介します。
ソーラーモバイルバッテリーって何？仕組みとメリット
ソーラー＋バッテリーの二段構え
ソーラーモバイルバッテリーは、太陽光を利用して充電できる太陽電池パネル（ソーラーパネル）と、スマホなどを蓄電・出力するバッテリー本体が一体になった製品です。
日中に日差しがある場所にパネルをさらしておくことで、本体に電気を蓄えられ、夜や屋内でも蓄えた電力で機器を充電できます。
- ソーラー充電：太陽光に当ててゆっくり蓄電
- USB充電：家庭用コンセントからも充電可能
- 手回しタイプ（製品による）：発電機能があるものも
こうした多様な充電手段を備えるモデルもあり、防災用途では非常に実用性が高いです。
たとえば「太陽が当たらずソーラーだけでは充電できない時間が長くても、USB ケーブル経由で蓄電しておける」というのは非常に安心感があります。
防災・アウトドアに強い理由
- 停電時でも使える
非常時に最も魅力的なのは「電源がない場所でも使える」点です。
太陽があれば蓄電でき、夜はそれを使ってスマホやライトを点けられます。 - LEDライト付きモデルが多い
多くのソーラーバッテリーにはLEDライトやSOS点滅モードがあり、暗闇での照明や緊急信号として使えます。
実際、アウトドアや災害グッズとしてLED搭載型は定番です。 - 耐久性・携帯性に優れた設計が多い
防塵・耐衝撃・防水仕様のものもあり、屋外や過酷な環境でも安心です。
ソーラーパネルが折りたたみ型だったり、ケーブルを内蔵していたりするモデルもあり、持ち運びに便利です。 - 環境にもやさしい
太陽光という自然由来の再生可能エネルギーを利用できるため、非常時だけでなく、普段使いでも「エコ」「無駄な電力を使わない」選択肢になります。
ソーラーモバイルバッテリーを選ぶ際のポイント ― 災害時も使える4つの基準
ソーラーモバイルバッテリーを選ぶとき、特に防災用途を想定するなら、以下のポイントを押さえておくと失敗が少ないです。
- 容量（mAh）
容量が大きいほど、スマホなどへの充電回数を確保しやすいです。
非常時にはスマホだけでなく、ライトやモバイルWi-Fiなど複数の機器を充電する可能性もあるので、できれば 2万mAh以上 の大容量モデルが安心。 - 充電方法の多様性
- ソーラーパネル：日中の蓄電
- USB（Type-C／USB-A）：家庭や非常時の確実な充電
- 手回し発電付き：太陽がなくても発電できるモデルは非常時に強い
多彩な手段があると、環境や状況を問わず活用できます。
- 出力ポート数・性能
複数のUSB出力ポートがあると、スマホ＋ライトなどを同時に充電できます。
出力（W数・アンペア）もチェックし、高出力（急速充電）に対応しているかを見ましょう。 - 耐久性・防護機能
- 防水・防塵（IP規格）対応
- 耐衝撃構造
- LEDライト・SOSモード
などの機能があると、非常時や屋外でも安心して使えます。
おすすめソーラーモバイルバッテリー（Amazonで買えるモデル）
以下は、Amazonで購入可能（または類似モデルが存在）な、防災用途に適したソーラーモバッテリーの一例をご紹介します。
ソーラーモバイルバッテリー 大容量 40800mAh
22.5Wで急速充電にも対応、最大6台同時に充電できるパワフルなモデル。
防水・防塵設計のため、万が一の災害やアウトドアでも重宝します。
ケーブル内蔵のため、別途充電ケーブルを持ち歩く必要がありません。
＞＞ ソーラーモバイルバッテリー 大容量 40800mAh（Amazon）
【61200mAh大容量& 手回し充電】 モバイルバッテリー
「防災士監修」という、万が一の事態にも安心な設計です。
手回し発電にも対応するため、太陽光の無い環境でも充電可能。
懐中電灯付きなので、暗い環境でもライト代わりになるので便利です。
＞＞ 【61200mAh大容量& 手回し充電】 モバイルバッテリー（Amazon）
Philips(フィリップス)【ソーラー モバイルバッテリー 20000mAh】
海外の有名ブランド『Philips(フィリップス)』製で、PSE認証済みの安心感。
USB＆ソーラーパネルで充電可能。
最大5V3Aのフルスピード充電技術を採用、最大3台同時充電ができます。
＞＞ Philips(フィリップス)【ソーラー モバイルバッテリー 20000mAh】（Amazon）
（※ご紹介する製品はすべてAmazonで取扱があるモデル、または2025年11月時点で確認されている製品です）
ソーラーモバイルバッテリーの別活用アイデア
日常備えとして
- 停電対策キット
電源を確保するための防災セットに加えて、ソーラーバッテリーを常備。
停電が長引いても、昼間に太陽光で充電 → 夜にスマホやライトを使う、という流れがつくれます。 - キャンプ・アウトドア
テント設営時にパネルを広げて充電。
夜は蓄えた電力でスマホやLEDライトを使えるため、真っ暗な場所でも安心。
緊急時
- 災害発生時
太陽があればパネルで蓄電。
さらに SOSライトで救助信号を出すことも可能。
非常用ライトとしても機能するため、夜間や暗所でも使えます。 - 移動中
避難所や移動先でも、バッグに取り付けたパネルを常に日光に当てながら蓄電。
停電地域での移動時も電力不足のリスクを下げられます。
ソーラーモバイルバッテリーの注意点やデメリットと対策
- ソーラー充電は遅い
ソーラーパネルだけでフル充電するにはかなり時間がかかるモデルが多いため、USB充電を併用するのがおすすめです。 - 重さ・大きさ
大容量＋パネル搭載型はそれなりにサイズと重さがあります。
常備用にするなら、軽量モデルか折りたたみパネルを選ぶと負担が少ないです。 - 品質の差
中華系メーカーなど無名ブランドも多いため、信頼性（PSE認証、レビュー、防護機能など）を必ずチェック。
過度に安すぎるものはリスクがある可能性もあるので注意が必要です。
まとめ：ソーラーモバイルバッテリーは家族を守る“電源の備え”
ソーラーモバイルバッテリーは、非常時だけでなく普段の生活にも使える「頼れる予備電源」です。
太陽の力を使うことで、停電やアウトドア、緊急時のスマホやライトの電力確保に強みを発揮します。
特に防災意識がある家庭や、普段から備えを重視する層には非常に価値があります。
- ポイント：容量・充電方法・出力・耐久性をよく確認して選ぶ
- 用途例：停電対策キット、キャンプ、避難移動など
- おすすめモデル：Tranmix、SOARAISE、Soluser など（Amazon取扱あり）
あなたやご家族の日常・非常時の安心を支えるアイテムとして、一台準備しておくと心強い存在になるでしょう。
