
近年、ノートパソコンやタブレットが USB Type-C(USB-C)ポートだけで給電できる機種が増えています。
従来、PCは専用の電源アダプターを使っていたのに対し、USB-C+USB Power Delivery(PD)を使えば、1本のケーブルで充電が完結するのが特徴です。
これにより荷物を軽くしたり電源周りをスッキリさせたりできるのが大きなメリットです。
特に「PD 100W(=20V × 5A)」対応ケーブルは、ノートPCなど高出力を必要とする機器を安定して急速充電できるクラスにあたります。
ただし、この高出力を安全に扱うには、ケーブルの仕様が非常に重要。仕様が不十分だと発熱や充電失敗などのリスクがある点に注意が必要です。
今回は、急速充電対応ケーブル選びのポイントや、おすすめのアイテムについてご紹介します。
急速充電対応ケーブル選びの4つのポイント
(1)E-Markerチップの重要性
PD 100W対応ケーブルを選ぶとき、特にチェックすべきなのが E-Marker(イー・マーカー)チップです。
E-Markerとは、ケーブル内部に入っているICチップで、機器(PCや充電器)に「このケーブルはどれだけの電流・電圧が扱えるのか」を伝える役割があります。
これによって、機器側が安全な出力で給電調整を行えるため、 過電流や発熱のリスクが下がる のです。
E-Marker非搭載のケーブルでも「100W対応」と謳われているものがあります。
ただし、実際には安全性や安定性に問題がある場合もあるため注意が必要、という声もネット上では多く見られます。
(2)出力規格(ワット数)を確認
ケーブルの「最大出力ワット数(W)」は非常に重要です。
ノートPCを充電したいなら、お使いのPCが必要とするワット数を確認してください。
高性能なノートPC(特にゲーミングやクリエイターPCなど)は消費電力が高めで、100Wに近い給電が必要な場合があります。
(3)長さ・素材・耐久性
ケーブルの特徴も使用感を左右する大事なポイントです。
最低でも以下のポイントを確認しましょう。
- ケーブルの長さ:長いと取り回しが便利ですが、長すぎると取り回しが悪くなったり断線リスクが高まったりします。
- 被覆素材:ナイロンメッシュなどの強靭な素材を使ったケーブルは、折り曲げ耐久性が高く長持ちする傾向があります。
- データ転送速度:充電専用に使うならUSB 2.0(最大 480 Mbps)で十分なことが多いですが、高速なデータ転送もしたい場合は仕様を確認。
(4)信頼性・ブランド
信頼できるメーカー(Anker、UGREEN、エレコムなど)から選ぶと安心です。
品質管理がしっかりしており、規格を守った設計がされているケースが多いです。
また、ケーブルの表示(仕様)だけでなく、実際にレビューで「5A・100Wを正しく扱えているか」を確認すると更に安心です。
おすすめの急速充電対応ケーブル(Amazonで買えるモデル)
以下は、Amazon.co.jp で購入可能な、PD 100W対応の USB-C・急速充電対応ケーブルです。
主なモデルをいくつか紹介します。
Belkin Boost↑Charge 100W USB‑C to USB‑C ケーブル
Belkinブランド。品質が安定しており、長さ 2 m ・3 m から選べます。
カラーもブラックとホワイトがあるので、お好みに合わせてどうぞ。
>> Belkin USB-C to USB-C 編組ケーブル(Amazon)
CIO PD 100W USB‑C ケーブル 1 m
1m の短めケーブル。省スペースで使いたい人向きです。
カラーはブラックとホワイトから選べます。
最大半年間の保証付きで安心です。
>> CIO PD 100W USB‑C ケーブル 1 m(Amazon)
エレコム USB‑C 0.5 m 100W ケーブル
安心のエレコムブランドで、0.5m の非常に短いタイプです。
デスク周りをスッキリさせたいときや、ノートPCをスタンドに載せて使う場合などに便利。
MacBook/iPad/Galaxy/Android スマホ タブレット など、幅広い機種に対応しています。
>> エレコム USB‑C 0.5 m 100W ケーブル(Amazon)
エレコム USB‑C 2 m 100W ケーブル
2 m と長め。コンセントが遠めの環境でも安心で、1 m のサイズも選択できます。
オプションでUSB充電器セットなど、複数のオプションも選択可能。
ナイロンメッシュと呼ばれる高耐久素材を使用しています。
ナイロン被覆で高耐久。折り曲げにも強く、長く使えます。
>> エレコム USB‑C 2 m 100W ケーブル(Amazon)
Anker 高耐久 ナイロン USB‑C ケーブル
Anker製で信頼性が高く、ナイロンで頑丈。
長時間使う用途に最適なモデルです。
サイズも0.9 m ~3 m まで幅広く用意されています。
>>Anker 高耐久 ナイロン USB‑C ケーブル(Amazon)
(※各商品は2025年時点での掲載内容です。最新の情報は公式サイトでご確認ください)
急速充電対応ケーブルケーブルを使うときの実践アドバイス
在宅ワークで使用する場合は、ノートPCユーザー向けに、知っておくと便利な情報をご紹介します。
充電器(アダプタ)もPD対応を確認
ケーブルが100W対応でも、つなぐ充電器がPD 100Wを出せないと性能を活かせません。
使用中の充電器の出力を確認してください。
ケーブルは1本だけでなく“用途別”に用意するのもあり
複数のケーブルを使いまわすことで、日常生活が快適になります。
一例として、以下がケーブルの長さ選びの基準です。
- デスク用:短くて取り回しのいいケーブル(例:0.5 m)
- 外出用:ナイロン製など耐久性のあるケーブル
- 一時用:予備を1本持っておくと安心
安全性チェック
初めて高出力ケーブルを使うときは、実際にPCをつないで充電中に 温度が異常に熱くならないか をチェック。
また、信頼できるメーカー/ブランドを選ぶことが重要。不明なブランドの場合はレビューや仕様(E-Markerの有無)をしっかり確認してください。
長期間使用する場合の注意
折り曲げやねじれを繰り返すと内部断線のリスクがあります。
特に外出時はケーブルをきつく巻かず、ゆるめに収納するようにしましょう。
まとめ:急速充電対応ケーブルはノートPC時代のマスト

最後に、今回の記事をまとめます。
- USB-C + PD(Power Delivery)でノートPCが充電できる時代。
- 100W(20V × 5A)対応ケーブルを使えば、高出力PCでも安心して急速充電可能。
- ケーブル選びでは E-Markerチップ、出力、長さ・素材のバランスを重視するのがポイント。
- 信頼できるブランド(UGREEN、Belkin、Anker、エレコムなど)から選ぶと安心。
- 実際に使うときには充電器との相性チェックと、過熱などの安全確認も忘れずに。
ケーブルは種類が豊富で迷いがちですが、今回の記事を急速充電対応ケーブル選びの参考にしてください。

